琵琶湖博物館=水族館・・ってイメージがありますが、
びわはくは「琵琶湖に関わる歴史、文化、暮らし」の展示を行う博物館でもあります。
さらに五感を使った多彩な展示、体験しながら学べるものも多いです。
小さいお子さんでも楽しみながら、生態系や環境問題、琵琶湖の歴史、地質学etc・・を学べる、かなり面白い博物館なんですね。
その面白さを分かりやすくお伝えしていきます♪
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琵琶湖博物館のA・B・C展示室とは?
琵琶湖博物館の営業時間、料金など基本情報はこちらが分かりやすいです↓
琵琶湖博物館 基本情報・役立ち情報(楽天たびノート)琵琶湖博物館(以下、びわはく)は古代湖「琵琶湖」をテーマとする総合博物館です。
「びわはく」と言えば、ビワコオオナマズやアザラシなどがいる「水族展示室」が人気があって有名なんですが、それ以外にも・・
・びわ湖の歴史
・びわ湖と人との関わり
・びわ湖の生態系・環境
など、びわ湖に関わるいろんなことを学べます。
「生態系」とか「歴史」って聞くと、一見「難しそうだな~」って思うかもですが、びわはくがリニューアルしてから、グッと分かりやすくなりました!
見たり触ったり・・五感を通じて、楽しみながら生態系、化石、地質、暮らしや文化を理解することができます。
小さいお子さんでも楽しみながら学べる秀逸な展示なので、水族館だけでなく、ぜひ他のコーナーも回ってみて下さい♪
びわ湖博物館はA・B・C展示室に分かれていて、
各テーマは、
A展示室・・400万年前からある古代湖「びわ湖」の歴史
B展示室・・昔の人が、びわ湖でどういう暮らしをしてきたか
C展示室・・びわ湖の「いま」と私たちの暮らしとのつながりについて
となっています。
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琵琶湖博物館のA展示室とは?
まずはびわ湖博物館のA展示室について。
テーマは「湖の400万年と私たち」。
びわ湖は「古代湖」と定義されていて、約400万年前から存在しています。
その歴史をいろんな角度から展示しているのがこちらのコーナーになります。
ちなみに「古代湖」の定義は「おおむね10万年以上にわたって存続している湖」です。
古代湖は世界中で20カ所ほどしかありません。
しかもびわ湖は、バイカル湖、タンガニーカ湖に次ぐ、世界第3番目に古い湖なので、いかに貴重な湖なのかが分かりますね!
びわ湖は独自の固有種も多いのですが、淡水生物については「水族展示室」の解説をしている記事で詳しく書いています↓↓
琵琶湖のゾウについて
淡水生物のほかにも・・約200万年前には、なんと、びわ湖付近にゾウが住んでいたんですね。
ゾウの化石も発掘されているので、さまざまなゾウ化石が展示されています。
ゾウの復元模型も面白いです。半身が化石、半身が復元模型と面白い展示になっています。
ゾウのいる森も復元しています。
こちらのジオラマは、約180万年前の水辺の様子を再現しています。
アケボノゾウの親子が、紅葉しているメタセコイアやスイショウの生えている湿地にやってきた場面を再現しているそうです。
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琵琶湖博物館のB展示室とは?
テーマは「湖の2万年と私たち」。
琵琶湖の周辺に人が住み着いたのは約2万年前と言われています。
B展示室では、昔の人がびわ湖でどのように暮らしてきたのかが分かります。
入ってすぐのところに龍がお出迎え。
昔の人は、雷、台風など自然の恐ろしさを龍にたとえていたんですね。
湖底遺跡
長浜市の葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡です。
水深10mから70mの湖底に沈んでいたために、縄文時代から鎌倉時代の土器が壊れず、完全な形で残っています。
なぜ湖底に沈んでいたのかは未だに謎とされています。
↑土器の数々。
湖面を走る丸子船
展示室中央にある丸子船は、江戸時代に湖上輸送を担った帆船になります。
海とは違った「湖の特性」に適応したさまざまな工夫がされています。
江戸時代には、1400隻もの丸子船があったとのこと。
昔の琵琶湖には、この船がたくさん行き交っていたそうです。
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琵琶湖博物館のC展示室とは?
テーマは「湖のいまと私たち」。
いまの私達の暮らしと自然の結びつき・・を中心に展示しています。
ヨシ、田んぼ、川と森といった景観を中心に分かりやすく展示しています。
入口入ってすぐのヨシトンネル。
大きくてインパクトも大きい展示なので、子供たちが大喜びで吸い込まれるようにヨシトンネルへと入っていきます笑。
ヨシトンネルを出たあとの光景。
ヨシが生えている水域に住むお魚たちも見えます。
琵琶湖固有種のお魚・生き物の展示や・・・・
田んぼなどに住む水生生物の紹介も。大きなレプリカなので分かりやすいです!
子供たちに毎回好評なのが、このビワコレンジャーの映像教材↓↓
楽しみながら、琵琶湖の生態系や環境問題を理解することができます(#^.^#)
琵琶湖博物館のディスカバリールームとは?
びわはくのディスカバリールームとは、「博物館の入り口」として、五感で学び発見することのできる体験型の空間です。
子供向けの体験施設はあちこちに増えてきましたが、びわはくは「大人のディスカバリールーム」という、大人向けの体験施設もあるのが特長です。
大人向けコーナーはおしゃれで知的。ついつい見入ってしまう工夫がされています。
筆者も好きなコーナーです♪
こどものディスカバリールーム
ザリガニになってみたり、本物の化石をさわって確かめたりすることができます。
小さな頃から博物館へ通うことで、自然と生態系や環境問題への知識や関心が高くなりました。
おとなのディスカバリールーム
こちらは大人も楽しめる体感コーナーです。体験を通して学べるコンテンツがたくさんあります。
大人の探究心に応え、学びと発見をしていく国内では初めての空間です。
だそうで・・確かに楽しいんですよね。
スケッチができるコーナーがあったり、
展示物の横に標本や蔵書があって、それを眺めることができます。
生物や環境問題などへの関心があれば何時間も居座ることができてしまいます(^-^;
お洒落だし、座って調べていると、なんか賢くなった気分(笑)
おしゃれなインテリアっぽいのですが、引き出しの中にも展示があります。
自由に開けて見ることができます。
リニューアル前は、館内に図書館コーナーがあり、そこに蔵書がありました。・・が、ほとんど見る人はいなかったような(^^;)
それが、リニューアル後、図書館の本達はこのディスカバリールーム内の「植物」「土偶」など各ジャンルの展示物の横に置かれ、自由に閲覧できるようになりました。
蔵書を手に取りやすいしくみにしているのがとても素晴らしいです。
琵琶湖博物館のA・B・C展示室やディスカバリールームへ行ってみた!さいごに
どの展示も個性的で面白いのですが、大人のディスカバリールームは筆者はハマりました(^^;)
研究室みたいな雰囲気で、ついつい長居してしまいます。スタッフさんもフロアに常駐していることが多く、展示内容について質問すると答えて下さったりもします。
感染症の影響で、人数制限をしていたり、こどものディスカバリールームは入れないときもあったりするので、事前の確認はしておいた方が安心です。
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